三阿僧祇劫(読み)サンアソウギコウ

デジタル大辞泉 「三阿僧祇劫」の意味・読み・例文・類語

さん‐あそうぎこう〔‐アソウギコフ〕【三×阿僧××劫】

仏語菩薩ぼさつ仏果を得るまでの段階三つに分けたもの。50の修行段階のうち十信十住・十行・十回向を第1阿僧祇劫、十地のうちの初地から七地までを第2阿僧祇劫、八地から十地を第3阿僧祇劫とする。

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精選版 日本国語大辞典 「三阿僧祇劫」の意味・読み・例文・類語

さん‐あそうぎこう ‥アソウギコフ【三阿僧祇劫】

〘名〙 仏語。菩薩発心してから悟りをひらくまでの五十位の修行に要する期間。菩薩の階位、五十位を三期に分けて、十信以下の四十位が第一阿僧祇劫、十地の初地より第七地までが第二阿僧祇劫、第八地より第十地までが第三阿僧祇劫であるという。三阿僧祇。三祇
正法眼蔵(1231‐53)発菩提心菩提心をおこしてのち、三阿僧祇劫、一百大劫修行す」 〔釈氏要覧‐上〕

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