三角町(読み)みすみまち

日本歴史地名大系 「三角町」の解説

三角町
みすみまち

面積:四八・六五平方キロ

宇土半島の西南端に位置し、東部は不知火しらぬひ町、東北部は宇土市、北は有明海、南西部は三角ノ瀬戸蔵々ぞうぞう瀬戸を隔てて天草郡大矢野おおやの町に接し、南部は八代海(不知火海)に面している。町の北側を国道五七号、南側を県道二一号が走り、宇土山地を北から南へ貫いて国鉄三角線が通じている。町の東にはおお岳、西には三角岳がそびえ、北側は山が海に迫り、南側は緩い斜面となっている。明治一七年(一八八四)より二〇年にかけて完成したオランダ人技師ルーエンホルスト・ムルドルの設計による洋風切石積みの岸壁水路石橋をもつ三角西港は明治期の計画都市の実例として、貴重な遺構である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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