三菱化学[株](読み)みつびしかがく

百科事典マイペディア 「三菱化学[株]」の意味・わかりやすい解説

三菱化学[株]【みつびしかがく】

総合化学で国内トップ,世界5位の会社。1934年日本タール工業として設立。1950年集中排除法により,旭硝子(ガラス),新光レイヨン(現三菱レイヨン)とに3分割された。1952年三菱化成工業から三菱化成へ改称石炭乾留起点染料肥料合成樹脂などに発展した代表的総合化学工業会社で,総合化学メーカーのトップとなった。ファインケミカルを志向し,医薬品にも注力。1994年10月三菱油化と合併し現社名。1999年10月,東京田辺製薬(1921年設立)と合併,医薬品部門を分離して三菱東京製薬を設立。2005年株式移転により,三菱ウェルファーマと共同持株会社三菱ケミカルホールディングスを設立。
→関連項目三井化学[株]吉富製薬[株]

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android