三苦(読み)サンク

デジタル大辞泉 「三苦」の意味・読み・例文・類語

さん‐く【三苦】

仏語心身を悩ます3種の苦。寒熱・飢渇・病気などそれ自体が苦の苦苦くく、楽事が破れて苦に変わる壊苦えく、世の無常から受ける行苦ぎょうく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三苦」の意味・読み・例文・類語

さん‐く【三苦】

〘名〙 仏語。三つの苦しみ。すなわち、好ましくないものから受ける苦苦(くく)、好ましいものが破れて受ける壊苦(えく)、世の無常のすがたから受ける行苦(ぎょうく)のこと。〔法華義疏(7C前)〕

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