三省堂[株](読み)さんせいどう

百科事典マイペディア 「三省堂[株]」の意味・わかりやすい解説

三省堂[株]【さんせいどう】

1881年亀井忠一が創業した古本屋初め。1888年《ウヱブスター氏新刊大辞書和訳字彙》発行後は辞典出版に力を注ぎ,日本最初の総合百科事典《日本百科大辞典》を企画,刊行しはじめるが,途絶,倒産した。1915年印刷,出版部門はそれぞれ株式会社となり,分離した販売部門は〈三省堂書店〉となって,再出発。《日本百科大辞典》は1919年に完結した。三省堂は現在,〈コンサイス〉と冠した各種辞典,《新明解国語辞典》《大辞林》のほか教科書・参考書など広く教育関係図書を中心に出版している。2003年資本金7000万円,2003年8月期売上高81億円。売上構成(%)は,辞書50,教科書35,その他15。

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