20世紀日本人名事典 「三波 伸介」の解説
三波 伸介
ミナミ シンスケ
- 生年
- 昭和5(1930)年6月28日
- 没年
- 昭和57(1982)年12月8日
- 出生地
- 東京府豊多摩郡中野町本郷(現・中野区)
- 本名
- 沢登 三郎(サワト サブロウ)
- 別名
- グループ名=てんぷくトリオ(テンプクトリオ)
- 学歴〔年〕
- 日本大学専門部芸術学科〔昭和24年〕中退
- 主な受賞名〔年〕
- 花王名人大賞(功労賞)〔昭和58年〕
- 経歴
- 昭和19年劇団東童で子役として初舞台をふむ。22年劇団人間座に入る。24年以後、水の江滝子劇団、浅香光代一座などを経て、32年新宿フランス座に入り、コメディアンとして活躍。37年戸塚睦夫、伊東四朗と“てんぷくトリオ”を結成し、日本テレビ「九ちゃん!」などのテレビに出演。彼の「びっくりしたな、もう」は、テレビの生んだ流行語の一つになる。48年戸塚が病死したため、以後は伊東とコンビで出演する一方、単独で日本テレビ「笑点」の司会に腕をふるい、またNHKの「てんぷく笑劇場」「減点ファミリー」で茶の間の人気を集めた。映画にはてんぷくトリオで出演したほか、単独でも「どですかでん」「ダメおやじ」などで持ち味を発揮した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報