三方原開墾(読み)みかたはらかいこん

世界大百科事典(旧版)内の三方原開墾の言及

【士族授産】より

…なおこの前後の時期には,以上の制度によらない,窮迫士族への荒蕪地無償払下げによる士族開墾入植事業が地方庁によって実施された。1872年鶴岡県(現,山形県)の旧庄内藩士族による松ヶ岡開墾,73年福島県の同県士族による安積(あさか)郡桑野村開墾,76年静岡県の旧幕臣による三方原開墾等はその著名な例である。
[士族授産の本格化]
 以上の廃藩置県後の政府の措置も広義の士族授産といえるが,厳密な意味での士族授産は,1876年の秩禄処分と,それに対する西南戦争などの士族反乱鎮圧後に政府の重要政策の一つとして実施された事業をさしている。…

※「三方原開墾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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