三希堂法帖(読み)さんきどうほうじょう

百科事典マイペディア 「三希堂法帖」の意味・わかりやすい解説

三希堂法帖【さんきどうほうじょう】

中国,清代の1747年(乾隆12年)に梁詩正らが勅命を奉じて内府秘蔵の書跡を集刻したもの。全32冊。〈三希堂〉とは,王羲之の《快雪時晴帖》,王献之の《中秋帖》,王【じゅん】(おうじゅん)の《伯遠帖》にちなんで命名され,この3帖のほか魏の鍾【よう】(しょうよう)から明の董其昌(とうきしょう)に至るまでの名跡を収める。

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