三島庄(読み)みしまのしよう

日本歴史地名大系 「三島庄」の解説

三島庄
みしまのしよう

正治元年(一一九九)摂関家領摂津国垂水東たるみのひがし(現吹田市)寄司らは、垂水東牧外の加納田のうち他の権門によって押取られた田数を注進したが、そのなかに「三島庄十三町七段」が記される(同年一一月日付「摂津国垂水東本牧寄司等注進状案」勧修寺家本永昌記紙背文書)。その位置は明らかではないが、古く摂津国島上しまかみ島下しましも両郡一帯を称したと考えられる三島の庄名、前記の隣に摂津国島上郡の新熊野社領奈佐原なさはら庄三反が記されているところから、島上・島下両郡内にあったと推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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