三尺去って師の影を踏まず(読み)さんじゃくさってしのかげをふまず

精選版 日本国語大辞典 の解説

さんじゃく【三尺】=去(さ)って[=下(さ)がって]師(し)の影(かげ)を踏(ふ)まず

(弟子先師に随行するとき、あまり近づくことは礼を失するので、三尺うしろに離れて従うというところから) 弟子は師を尊敬して礼儀を失わないようにしなければならないことのいましめ。七尺去って師の影を踏まず。
※北条氏直時代諺留(1599頃)「三尺さって師の影をふまず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 の解説

三尺さんじゃくってかげまず

先生に従って行くときは、弟子は3尺くらい離れて、先生の影を踏まないようにしなければならない。先生を尊敬して礼儀を失わないように心掛けるべきであるといういましめ。三尺下がって師の影を踏まず。七尺しちしゃく去って師の影を踏まず。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android