三十二文(読み)さんじゅうにもん

精選版 日本国語大辞典 「三十二文」の意味・読み・例文・類語

さんじゅうに‐もん サンジフ‥【三十二文】

〘名〙
江戸船饅頭大坂のぴんしょなど、下級私娼の玉代
※雑俳・川柳評万句合‐明和二(1765)礼三「ばりをこきながら三十弐文とり」
② 江戸後期の髪結い値段
滑稽本浮世床(1813‐23)初「四文でも見やれ廿八文の天窓(あたま)が三十二文に付くは」

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