三傑（読み）さんけつ

精選版 日本国語大辞典

さん‐けつ【三傑】

[1] 〘名〙 三人のすぐれた人物をいう。

※文徳実録‐斉衡三年（856）三月庚寅「藤原朝臣諸成卒。諸成〈略〉弘仁年中為_二文章生_一。聰悟超_レ倫。暗_二誦文選上帙_一。学中号為_二三傑_一」

[2]

[一] 中国で、漢の蕭何・張良・韓信、三国時代、蜀の諸葛亮・関羽・張飛、唐の宋璟・張説・源乾曜などをいう。

※文華秀麗集（818）中・賦得漢高祖〈仲雄王〉「撥_レ乱資_二三傑_一、膺_レ天聚_二五星_一」 〔張正見‐賦得韓信詩〕

[二] 明治維新の元勲、西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允の三人をいう。維新の三傑。

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

さん‐けつ【三傑】

ある時代のすぐれた人物を三人選んでいう語。明治維新の元勲の西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允きどたかよしや、古代中国の蜀しょくの忠臣・名将の諸葛亮しょかつりょう・関羽かんう・張飛ちょうひなど。
[類語]御三家・三強・ビッグスリー

出典　小学館