三井高朗(読み)みつい たかあき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三井高朗」の解説

三井高朗 みつい-たかあき

1837-1894 幕末-明治時代実業家
天保(てんぽう)8年12月生まれ。三井高福(たかよし)の長男。三井総領家9代。父に協力して幕末の動乱期をのりきり,明治11年家督をついで14代八郎右衛門を襲名。三井銀行2代総長。明治27年2月8日死去。58歳。京都出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の三井高朗の言及

【三井高福】より

…幕末・維新期に三井総領家の当主として活躍した商人・実業家。第13代三井八郎右衛門。高就(たかなり)の子として京都に生まれる。幼時から江戸,上方を中心に御用商人三井の家業呉服,両替等全般にわたり修業をつみ,家督相続直後の1837年(天保8)三井家全体を代表する八郎右衛門を襲名した。以後三井の経営は幕末の激動のなかで貸金の焦付きや呉服商売の行詰り,過重な御用金賦課などで極度に悪化し,明治維新にいたった。…

※「三井高朗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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