三井物産[株](読み)みついぶっさん

百科事典マイペディア 「三井物産[株]」の意味・わかりやすい解説

三井物産[株]【みついぶっさん】

1876年創立,三井財閥の中心企業として,また日本最大の商社として国内取引,海外貿易に圧倒的な勢力をもった。第2次大戦後200余社に解体されたが,漸次統合,1959年総合商社として完全に復元,1965年木下産商を吸収して金属部門を強化した。金属・機械を中心に食糧化学製品繊維などほぼ全商品にわたり,三菱商事などとともに日本を代表する商社。近年は情報通信分野やエネルギー分野に力を注いでいる。本社東京,事業所数は国内16,海外145(2007年4月)。2011年資本金3414億円,2011年3月期売上高9兆9424億円。売上構成(%)は,鉄鋼製品3,金属資源11,機械・プロジェクト6,化学品18,エネルギー30,食糧・リテール12,その他19。
→関連項目シーメンス事件商船三井[株]新三井製糖[株]ゼネラル石油[株]総合商社東食[株]東洋エンジニアリング[株]東レ[株]トーメン[株]日本ユニシス[株]益田孝三井海上火災保険[株]三井造船[株]三井不動産[株]森恪

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