七島村(読み)ななしまむら

日本歴史地名大系 「七島村」の解説

七島村
ななしまむら

[現在地名]倉敷市玉島八島たましまやしま

玉島新田たましましんでん村の北に位置する。寛永備中国絵図にはかしわ島の北に島嶼として描かれ、「亀山村ノ内七嶋」とあり、岡山藩領。一説では万治元年(一六五八)出百姓八人が島に渡り開墾したという。寛文四年(一六六四)に畑二町五反余、同一〇年に新田が成立(「備陽国誌」など)元禄郷帳には独立して記され、正徳四年(一七一四)の備中一国重宝記では高二千四四四石余、鴨方藩領。元文(一七三六―四一)頃の鴨方領明細帳(池田家文庫)では田畑一四三町三反余、同高。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android