七分搗米(読み)しちぶづきまい

世界大百科事典(旧版)内の七分搗米の言及

【米】より

…イネの種実をいう。収穫された米はもみ殻をかぶっており,これを〈もみ(籾)〉という。日本では,もみ殻をはずした玄米の形で包装,集荷,貯蔵するのが多いが,最近一部ではもみのばら集荷,貯蔵が行われている。外国では米はすべてもみの形で集荷,貯蔵される。玄米を精米機にかけて,ぬか層や胚芽を取り除いたものが精米(白米)である。米は小麦とともに人類の最も重要な食糧だが,小麦がソ連やアメリカなど冷涼で比較的乾燥した地域で生産されるのに対し,米は日本をはじめアジア南部など高温で水の豊富な地域で生産される。…

【精米】より

…玄米からぬか層および胚芽を除去したものをいう。玄米組織のなかでぬか層の比率は重量で5~6%,胚芽は2~3%であり,精米機でぬか層,胚芽を十分に除去した精米(完全精米ともいう)の搗精(とうせい)歩留りは普通91~92%である。これに対し搗精の程度を軽くし,ぬか層,胚芽の約50%を除いたものを五分搗精米(半搗(はんつき)米),約70%を除いたものを七分搗精米といい,それぞれ搗精歩留りは96,94%であるが,最近ではほとんど使われておらず,一般に市販されているものはぬか層,胚芽を十分に除去した完全精米である。…

※「七分搗米」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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