一饋に十度起つ(読み)いっきにとたびたつ

故事成語を知る辞典 「一饋に十度起つ」の解説

一饋に十度起つ

善政を施そうとして、賢者を熱心に迎えることのたとえ。

[由来] 「淮南子はんろん訓」に見える話から。中国の伝説時代、王朝のという王は、有益な政治上の助言をしてくれる者に会うためならば、「一饋に十たび起つ(一度の食事中に、訪問客を迎えるために一〇回も席を立つ)」のもいとわなかった、ということです。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android