一草庵(読み)いつそうあん

日本歴史地名大系 「一草庵」の解説

一草庵
いつそうあん

御幸寺本堂の西方に、漂泊の俳人種田山頭火(一八八二―一九四〇)晩年住居した一草庵がある。本名正一、山口県に生れ、荻原井泉水に師事し、自由律の句を発表した山頭火は、一鉢一笠の行脚の末、昭和一四年(一九三九)松山に来て一草庵に居住し、翌年ここで生涯を終わった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android