一礼(読み)いちれい

精選版 日本国語大辞典 「一礼」の意味・読み・例文・類語

いち‐れい【一礼】

〘名〙
① 一度礼をすること。一応のあいさつ。ちょっと会釈をすること。〔運歩色葉(1548)〕
※虎明本狂言・昆布売(室町末‐近世初)「一れいいはせておゐて」
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「文三はちょいと一礼して」 〔貴冠卿‐九華山化成寺記〕
② 深い感謝の気持をこめたあいさつ。礼儀を正したあいさつ。
浄瑠璃・狭夜衣鴛鴦剣翅(1739)三「ゆるしてくだされかたじけないと、はじめにかはる一れいに」

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デジタル大辞泉 「一礼」の意味・読み・例文・類語

いち‐れい【一礼】

[名](スル)一度礼をすること。ちょっと会釈すること。「一礼して着席する」
[類語]敬礼答礼握手御辞儀一揖会釈黙礼最敬礼叩頭叩首低頭拝礼目礼

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