精選版 日本国語大辞典 「一眼」の意味・読み・例文・類語
いち‐がん【一眼】
〘名〙
① 一方の目。一つの目。いちげん。
※雑俳・柳多留‐四九(1810)「いち眼であぶない所を関にする」
③ 一度見ること。ひとめ。一目。
※殿上詩合(1056)泉石夏中寒「一眼孤峰含瑟瑟。金商風景暗相催〈藤原隆方〉」
※俳諧・奥の細道(1693‐94頃)象潟「簾を捲ば、風景一眼の中に尽て、南に鳥海天をささえ」
④ 「一眼レフ」の略。
ひとつ‐まなこ【一眼】
[1] 〘名〙
① =ひとつめ(一目)(一)①
※黄表紙・辞闘戦新根(1778)「より集まる化物を数ふるに、見越入道にあらず、又一(ヒト)ツ眼(マナコ)にあらず」
② =ひとつめ(一目)(一)②
※雑俳・柳多留‐四六(1808)「越後者壱(ひとツ)眼の首を取り」
[2] =ひとつめ(一目)(二)
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