一目連(読み)いちもくれん

精選版 日本国語大辞典 「一目連」の意味・読み・例文・類語

いちもくれん【一目連】

〘名〙 近世俗間でその霊力を信じられていた神。美濃国では国じゅうを光り回るといい、伊勢国桑名地方では激しい風雨を起こすと伝え、転じて、突風つむじ風、または構築物の倒壊などの現象をもいう。
※本朝故事因縁集(1689)二「濃州田戸権現に一目連と云神あり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android