一番茶(読み)いちばんちゃ

精選版 日本国語大辞典 「一番茶」の意味・読み・例文・類語

いちばん‐ちゃ【一番茶】

〘名〙
① 春、最初に摘み取ってつくった茶。品質が最もよい。《季・春》
② 最初に入れる茶。かおりが最もよい。

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デジタル大辞泉 「一番茶」の意味・読み・例文・類語

いちばん‐ちゃ【一番茶】

その年の最初に摘み取って作った茶。品質が最もよい。 春》
最初に入れた茶。

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飲み物がわかる辞典 「一番茶」の解説

いちばんちゃ【一番茶】


➀その年の春、最初に出てきた新芽で作った茶。茶の木は新しい芽が伸びる時期が年に複数回あり、日本では4月下旬~5月上旬、6月下旬~7月上旬、7月下旬~8月上旬、初秋の4回のところが多いが、その第1期に摘採した茶葉を使用したもの。品質がよく生産量ももっとも多い。◇「新茶」ともいう。
➁茶をいれるとき、きゅうすに入れた茶葉に最初に湯を注いでいれた茶。⇒二番茶

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世界大百科事典(旧版)内の一番茶の言及

【チャ(茶)】より

…摘採は日本では年2~4回行う。5月上旬,いわゆる八十八夜ころ摘採するものが一番茶で,年間で最も品質がよい。以後7・8・9月に二~四番茶を摘採するが,最近は茶価の安い三番茶以降の摘採を中止する園も増えている。…

※「一番茶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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