一極(読み)いちきやめ

精選版 日本国語大辞典 「一極」の意味・読み・例文・類語

いち‐きやめ【一極】

〘名〙 「いちきわめ(一極)」の変化した語。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)前「あら程、虫拳(むしけん)をして、一極(イチキヤメ)をしたじゃアねへかナ。能(よ)うじぶっくるぜへナア」

いち‐きわめ ‥きはめ【一極】

〘名〙 子供遊戯で、鬼などを決めたり、また、順番を決めたりすること。〔諺苑(1797)〕
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二「此うち一(いチ)きはめすむ『おまへが一で、私が二さ、お冬さんは三だよ』」

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