一本足(読み)いっぽんあし

精選版 日本国語大辞典 「一本足」の意味・読み・例文・類語

いっぽん‐あし【一本足】

〘名〙
① 一本の足。片足
西洋道中膝栗毛(1874‐76)〈総生寛〉一二「おもしれへおもしれへ一本足(イッポンアシ)のたち廻り」
② 足が一本しかないこと。また、そういうもの。
人情本・春色恋白波(1839‐41)二「黒鼈甲の簪の一本足に拵へたるのへ真朱玉(さんごじゅ)の五分珠を付しを」
近世江戸で、女のえり足白粉上方に際立てて塗る形。京、大坂では二本足という。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

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デジタル大辞泉 「一本足」の意味・読み・例文・類語

いっぽん‐あし【一本足】

片足。1本の足。「一本足で支える」
足が1本しかないこと。また、そういうもの。「一本足のかかし」
ただ一つ事業で企業全体を支えていること。また、そのような経営方法。一本足打法。「一本足経営」

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