精選版 日本国語大辞典 「一日晴」の意味・読み・例文・類語
いちにち‐ばれ【一日晴】
〘名〙
① 臨時の行幸や祭りの使いなどの特殊な日に限って、公卿以下、袍(ほう)の位色のほかは、好みの地質、色目、文様を用い、付属の調度、乗り物にも風流の好みを尽くすのを許されること。一日晴の装束(そうぞく)。いちじつはれ。
※装束抄(1577頃)「凡唐装束は一日晴と称して、尋常に替り侍るなり」
※俳諧・毛吹草(1638)六「あさがほや一日晴(ハレ)のあやの紋〈徳元〉」
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