一拶(読み)いっさつ

精選版 日本国語大辞典 「一拶」の意味・読み・例文・類語

いっ‐さつ【一拶】

〘名〙
① (「拶」は強くふれる意) 禅家で、禅者同士が出会うときに、ことば動作相手をためすこと。
※狂雲集(15C後)画虎「覿面当機誰一拶、寒毛卓竪老岩頭」
② あいさつすること。また、そのあいさつ。
※永日小品(1909)〈夏目漱石〉クレイグ先生「先生は婆さんの一拶(イッサツ)には丸で頓着なく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「一拶」の読み・字形・画数・意味

【一拶】いつさつ

ひとあしらい

字通「一」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android