一心同体(読み)いっしんどうたい

精選版 日本国語大辞典 「一心同体」の意味・読み・例文・類語

いっしん‐どうたい【一心同体】

〘名〙 (誤って「一身同体」とも表記) 二人以上の人間が心を一つにして、一人の人間のように結びつくこと。
花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉上「夫婦は一身同躰(イッシンドウタイ)と申すでは御坐いませんか」

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デジタル大辞泉 「一心同体」の意味・読み・例文・類語

いっしん‐どうたい【一心同体】

二人以上の人が心を一つにして行動すること。「夫婦は一心同体

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四字熟語を知る辞典 「一心同体」の解説

一心同体

二人以上の人間が心を一つにして、一人の人間のように結びつくこと。

[使用例] 光子さんと綿貫とは永久に一心同体やとか[谷崎潤一郎*卍|1928~30]

[使用例] 駄目よ、あなた来てくれなければ。私とは一心同体って言っておくから。あなただって、訊きたいことがあるんでしょう[円地文子彩霧|1976]

[解説] 明治時代には、多く「いっしん」を「一身」と書いて、ひとまとまりになった全体一体の意で用いられました。

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