一役(読み)いちやく

精選版 日本国語大辞典 「一役」の意味・読み・例文・類語

いち‐やく【一役】

〘名〙
① 一つの役目。ひとやく。〔文明本節用集(室町中)〕
② 重要な役目。また、その役目をする者。
③ 力の強い人。力士。〔伊京集(室町末)〕

ひと‐やく【一役】

〘名〙 一つの役目。一つの役割。いちやく。
※評判記・難波立聞昔語(1686)「此心ざしむげ成もひと役(やく)のかくる所なりと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「一役」の意味・読み・例文・類語

いち‐やく【一役】

一つの役目。〈日葡
能で、シテワキや、小鼓・大鼓・太鼓・笛などの重要な役。

ひと‐やく【一役】

一つの役目・役割。
[類語]役目役割お役役回り役所

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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