一局(読み)いっきょく

精選版 日本国語大辞典 「一局」の意味・読み・例文・類語

いっ‐きょく【一局】

〘名〙
① 幾つかに分かれたうちのひとまとまり。
西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外「瓦斯の発明世に行はれてより之を以て家業とする者は社中を結び一局の仕掛を以て千万の家を照らし」
② 「放送局」「郵便局」など局と称される機関の、ある一つ
③ 一つの碁盤将棋盤
囲碁将棋双六(すごろく)などの一勝負。一回の手合わせ。
梅花無尽蔵(1492‐1501頃)三「西安仙有橘園楸、一局未終年幾流」 〔南史‐蕭恵基伝〕

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デジタル大辞泉 「一局」の意味・読み・例文・類語

いっ‐きょく【一局】

一つの碁盤、将棋盤。一面
囲碁や将棋のひと勝負。1回の対局
放送局・郵便局などの一つの局。

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普及版 字通 「一局」の読み・字形・画数・意味

【一局】いつきよく

ひと勝負。

字通「一」の項目を見る

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