一宮天神山古墳群(読み)いちのみやてんじんやまこふんぐん

日本歴史地名大系 「一宮天神山古墳群」の解説

一宮天神山古墳群
いちのみやてんじんやまこふんぐん

[現在地名]岡山市西辛川

備前と備中国境となっている大平おおひら山から、南東に延びる尾根の先端に位置していた古墳群で、全長約六〇メートルの前方後円墳と三基の円墳からなっていた。前方後円墳の後円部には二基の竪穴式石室がT字形に設けられていて、製鏡・銅鏃・刀・剣・槍先・勾玉・管玉・斧・鎌など多数の遺物が発見された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android