一季(読み)いっき

精選版 日本国語大辞典 「一季」の意味・読み・例文・類語

いっ‐き【一季】

〘名〙
延喜式(927)一二「臨時宴会其内舎人奪一季祿」 〔新唐書‐礼楽志・五〕
② (江戸時代奉公人を雇う契約期間が一年であったところから) 一年。
浮世草子・元祿大平記(1702)四「あるとき助、打たへて一季が間ゆかざりければ」

ひと‐き【一季】

〘名〙
① 春・夏・秋・冬のうちの一つの季節。いっき。
② (江戸時代、奉公人を雇う契約期間が一年であったところから) 一年。いっき。

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デジタル大辞泉 「一季」の意味・読み・例文・類語

いっ‐き【一季】

春夏秋冬のいずれか一つの季節。
江戸時代、1年を単位とする奉公人の契約期間。また、1年。→半季

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