一叢・一群(読み)ひとむら

精選版 日本国語大辞典 「一叢・一群」の意味・読み・例文・類語

ひと‐むら【一叢・一群】

〘名〙
① 一か所に集まっているもの。ひとところにかたまっているもののひとかたまり。一団。ひとむれ。また、ひとまとめにしたもの。ひとたば。
正倉院文書‐天平一一年(739)八月二九日・写経司解「凝海菜一村 直銭四文」
※宇津保(970‐999頃)菊の宴「殿上人等、はかせひとむらにて、〈略〉ふみたてまつる」
② むらがり生えている植物の、ひとまとまり。ひとところに集まって生えている植物。
※月清集(1204頃)上「一むらのむかしのすすきおもひいでてしげきのわくる秋のゆふぐれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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