一双(読み)いっそう

精選版 日本国語大辞典 「一双」の意味・読み・例文・類語

いっ‐そう ‥サウ【一双】

[1] 〘名〙 二つで一組になっているもの。一対
大鏡(12C前)三「『明理、行成』と一双にいはれたまひしかども」
徒然草(1331頃)六六「盛りなる紅梅の枝に鳥一双を添へて」 〔史記‐項羽本紀〕
[2] 〘副〙 ⇒いっそう(一━)

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デジタル大辞泉 「一双」の意味・読み・例文・類語

いっ‐そう〔‐サウ〕【一双】

二つでひと組をなすもの。一対いっつい。「六曲一双屏風びょうぶ
「―の目はたちまちぎらりとわれらをにらむのである」〈蘆花思出の記

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普及版 字通 「一双」の読み・字形・画数・意味

【一双】いつそう(さう)

一対。一組。〔史記、項羽紀〕我、白璧一雙を持して、項王に獻ぜんと欲す。

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