精選版 日本国語大辞典 「一分金・一歩金」の意味・読み・例文・類語
いちぶ‐きん【一分金・一歩金】
〘名〙 江戸時代、一両の四分の一に当たる金貨。慶長、元祿、宝永、正徳、元文、文政、天保、安政、万延の各時代に、品位および、重量の異なるものが発行された。一両通用の小判の補助的なもので、必ず同時代の小判とともに通用し始めている。一分。分判。一分判。一歩小判。一分判金。小粒。
※雑俳・柳多留‐八五(1825)「さすが扇屋新造も壱歩金」
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