精選版 日本国語大辞典 「一三昧」の意味・読み・例文・類語
いっ‐さんまい【一三昧】
〘名〙
※雑俳・柳多留‐一九(1784)「この頃はいっさんまいと珠数を見せ」
② (形動) ほかのことにかまわず、もっぱらそのことにだけ心を尽くすこと、いちずであること。また、そのさま。
※北条五代記(1641)三「若君様御誕生以来に、猶以て忠臣一三昧に仰ぎ奉る」
※滑稽本・八笑人(1820‐49)四「此の質兵衛はただ商売一(いッ)三まい」
③ (副詞的に用いて) 全部。すべて。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報