ワルツェル(読み)わるつぇる(英語表記)Osker Walzel

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ワルツェル」の意味・わかりやすい解説

ワルツェル
わるつぇる
Osker Walzel
(1864―1944)

ドイツ文学史家。ウィーン生まれ。ディルタイの精神史的文学研究とウェルフリン様式史的研究統合を試みた。実証主義的文学研究者W・シェーラーの『文学史』のゲーテ以降を『ゲーテ没後のドイツ文学』(1918)で補足ほかに『ドイツ・ロマン主義』(1908)などがある。

[佐々木直之輔]

『原健忠訳『近代ドイツ文学史』(1953・創元社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android