ワット・タイラー(読み)わっとたいらー

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ワット・タイラー」の解説

ワット・タイラー

タイラー

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のワット・タイラーの言及

【プランタジネット朝】より

…そのため労働者を規制する諸制定法が公布され,またその執行のためにイギリス独自の治安判事制が成立するに至った。マナー制度はすでに解体に向かっていたが,おりしも1381年人頭税徴収を機にワット・タイラーの率いる大規模な農民一揆が発生し,彼らは多数の手工業者をも集めて労働者規制法に反対し農奴制廃止,取引の自由を主張して,領主館を襲撃し,マナーの記録集を焼却した。このころオックスフォード大学のウィクリフが教会の土地財産の蓄積を批判し,制度化されたローマ教会の改革を唱えて多くの共鳴者を得た。…

※「ワット・タイラー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」