ワカティプ湖(読み)ワカティプコ

デジタル大辞泉 「ワカティプ湖」の意味・読み・例文・類語

ワカティプ‐こ【ワカティプ湖】

Lake Wakatipu》ニュージーランド南島南部、内陸にある湖。サザンアルプス南端に位置し、北岸に観光保養地クイーンズタウンが面する。最大水深378メートル。水位が約20センチメートルも上下する静振という現象が見られる。

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改訂新版 世界大百科事典 「ワカティプ湖」の意味・わかりやすい解説

ワカティプ[湖]
Lake Wakatipu

ニュージーランド南島南西部の氷食湖群の一つ面積293km2で,南島ではテ・アナウ湖に次ぐ。水面標高310m,水深378m。テ・アナウ湖の東にあり,細長く屈曲している。湖の中央東岸にクイーンズタウンの町(人口約2600)と空港があり,観光の拠点となっている。湖水はここから東へカワラウ川(クルーサ川支流)として流れ出している。名称マオリ語に由来する。
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世界の観光地名がわかる事典 「ワカティプ湖」の解説

ワカティプこ【ワカティプ湖】

ニュージーランド南島の町クイーンズタウンに面した湖。1000年前に氷河で造られ、北はグレノーキーから南はキングストンまで、全長約80kmにわたって細長いS字形を描いているのが特徴である。天候や季節によって、1日に何度も水位や湖水の色が変化する。マオリの伝説では、湖を巨人にたとえ、その心臓鼓動によって水位が変化するといわれている。湖畔に迫るリマーカブル連峰の眺めも雄大で、釣りやカヌーなどの水上アクティビティ、蒸気船アーンスロー号での湖上遊覧も楽しめる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ワカティプ湖」の意味・わかりやすい解説

ワカティプ湖
わかてぃぷこ
Lake Wakatipu

ニュージーランド南島南西部に位置する氷食湖。北西―南東方向にS字形をしている。面積は293平方キロメートルで、この国第3位である。湖面の標高312メートル、最大水深378メートル。南島有数の景勝地で、北岸に観光基地クイーンズタウンQueenstownがある。近くのコロネット峰のスキーと湖上遊覧で名高い。

[浅黄谷剛寛]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワカティプ湖」の意味・わかりやすい解説

ワカティプ湖
ワカティプこ
Lake Wakatipu

ニュージーランド,サウス島南西部,サウスランド地方の氷食湖群の一つで,テアナウ湖に次ぐ第2の湖。面積 293km2。最大水深 378m。観光地。

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