日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ローン(Albrecht von Roon)ろーんAlbrecht von Roon(1803―1879) プロイセンの将軍。ユンカー出身。1859年陸軍大臣に任命される(~1873)。陸軍増強のため軍制改革を議会に提案したが、議会多数派が反対して憲法紛争が起こる。62年、窮地に陥った国王ウィルヘルム1世にビスマルクを首相として推薦。以後、プロイセン・オーストリア戦争(1866)、プロイセン・フランス戦争(1870~71)でビスマルクを助け、ドイツ帝国建設に貢献した。73年、一時プロイセン首相となったが、病気で辞任、引退した。[木谷 勤] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例