日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ローランド(Henry Augustus Rowland)ろーらんどHenry Augustus Rowland(1848―1901) アメリカの物理学者。ペンシルベニア州生まれ。1870年レンスラー工科大学を卒業。1872年母校の物理学講師となり、1875年新設のジョンズ・ホプキンズ大学教授となった。1878年荷電粒子の運動により磁気的効果が生じることを発見した。1880年代には凹面回折格子を考案し、格子の溝を正確に切る方法を開発して、レンズ・凹面鏡などの光学素子を使わずに分光器を組み立てることを可能にし、紫外部分光学に大きく貢献した。[川合葉子][参照項目] | 回折格子 | 分光器 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例