日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ロード(William Laud)
ろーど
William Laud
(1573―1645)
イギリス国教会の聖職者、カンタベリー大主教。ヨークシャーのレディングに生まれ、オックスフォード大学に学ぶ。セント・デービズおよびロンドンの各主教を経て、1633年カンタベリー大主教に就任した。チャールズ1世の絶対主義を支持し、信従拒否者を厳しく処罰したため、ピューリタンの強い反感を買った。1637年スコットランド教会に祈祷(きとう)書使用を強制したため、主教戦争を引き起こし、ピューリタン革命のきっかけをつくり、1645年1月10日ロンドン塔外で処刑された。
[八代 崇 2018年1月19日]
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