ローター

精選版 日本国語大辞典 「ローター」の意味・読み・例文・類語

ローター

〘名〙 (rotor)
電動機発動機の回転する部分。回転子
圧縮機回転ポンプタービンなどの回転する部分。回転子。
※映された鍵(1960)〈福本和也〉三「ローターのピッチが変り、ヘリコプターは急激に高度を下げた」
腕時計の自動巻き装置。
遠心力を応用した遊戯施設。回転する円筒形の部屋で、回転速度が早くなると、内部にはいっているものは周囲の壁に吸いつけられる。

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デジタル大辞泉 「ローター」の意味・読み・例文・類語

ローター(rotor)

機械の、回転する部品。電動機・発電機回転子、ヘリコプターの回転翼など。

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パラグライダー用語辞典 「ローター」の解説

ローター

山や建物などの風下に発生する回転した乱気流を呼ぶ。ローターは目に見えないが、川の流れで岩や杭などの川下側に渦状の回転した流れが発生している様子と似ている。普段あまり問題とならない木々なども風が強くなると強いローターが発生する。また、モーター(エンジンパラグライダーでは自分がつくり出すローターとなった後流に巻き込まれる場合もあり、注意が必要である。

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世界大百科事典(旧版)内のローターの言及

【ヘリコプター】より

…回転軸に取り付けられてその軸のまわりを回転する翼を回転翼,またはローターrotorといい,このローターを動力で回転させ,発生した揚力を利用して飛行する航空機をヘリコプターという。helicopterは,らせんを意味するギリシア語のhelixと,翼を意味するギリシア語のpteronとを合成して作られたことばである。…

【翼】より

…航空機のうち飛行機やグライダーの翼は機体と一体となっており,機が前進すると風が当たって揚力を生ずるもので,固定翼と呼ばれる。これに対しヘリコプターなどの翼は軸に取りつけられ,回転させると風が当たり揚力が出るもので,回転翼あるいはローターという。固定翼機は一般にある速度以下では揚力が不足で飛べず離着陸に地上滑走を必要とする。…

※「ローター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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