ローズベリー(読み)ろーずべりー(英語表記)5th Earl of Rosebery Archibald Philip Primrose

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ローズベリー」の意味・わかりやすい解説

ローズベリー
ろーずべりー
5th Earl of Rosebery Archibald Philip Primrose
(1847―1929)

イギリスの政治家。第4代ローズベリー伯爵の孫として生まれる。オックスフォード大学を卒業、祖父爵位を継いで、自由党上院議員として活躍した。1886年、1892~1894年に外相を務めたのち、1894年首相に就任したが、閣内分裂が表面化し、実績をあげられぬまま翌1895年に辞任した。一貫して帝国主義政策を唱え、「自由帝国主義者」の中心人物として、南アフリカ戦争ブーア戦争)を強く支持した。1905年に自由党を離れ、ロイドジョージの「人民予算」に対しては批判派側に回った。伝記作家としても知られ、ピールナポレオン(1世)などについての著作がある。

[木畑洋一]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ローズベリー」の意味・わかりやすい解説

ローズベリー
Rosebery

オーストラリア,タスマニア州西部の町。ハーキュリーズなど周辺の鉛,亜鉛,金,銀の鉱山のための鉱山町。亜鉛はホーバートのリスドン精錬所へ送られ,鉛はバーニーから移出される。人口 2102 (1986) 。

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