ロンメルポット(読み)ろんめるぽっと

世界大百科事典(旧版)内のロンメルポットの言及

【オランダ】より

…舞曲は,南部にはルネサンス舞曲の流れを汲むものが多いが,オランダ,特に北部のフリースラントでは,スコットランドから伝わった軽快なリールが中心をなす。楽器は,ロンメル・ポットとよばれる唸るドラム,ホンメルとよばれるチターの一種,リエールとよばれるハーディ・ガーディ,ドゥーデルザックとよばれるバッグパイプ,木靴を胴体にした小型フィドルなどがあげられる。今日オランダの街角で見かける自動オルガンは19世紀に登場したものだが,大道芸人のなごりをとどめたものといえる。…

【太鼓】より

…ほかに陶製,金属製,特殊な例としてはラマ教で用いられるダマルのような,人間の男女の子どもの頭蓋骨が鼓形に接合されている胴があげられる。
[特殊な太鼓]
 ロンメルポットrommelpotは,ヨーロッパ各地で主として子どもによって奏されていたもので,壺の口を動物の膀胱で作った膜で閉じ,その中央に棒を挿し込む。この棒を上下に動かしたり,錐をもむようにして回転させながら,皮の切口を摩擦して音を出す。…

※「ロンメルポット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」