ロンバルディア州(読み)ロンバルディア(英語表記)Lombardia

デジタル大辞泉 「ロンバルディア州」の意味・読み・例文・類語

ロンバルディア(Lombardia)

イタリア北部の州。国内最大の人口を擁し、州都ミラノ中心鉄鋼化学製紙工業などが盛ん。6世紀にはランゴバルド王国が栄えた。クレモナ県・コモ県・ソンドリオ県・パビア県・バレーゼ県・ブレシア県・ベルガモ県・マントバ県・ミラノ県・モンツァ‐エ‐ブリアンツァ県・レッコ県・ローディ県がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロンバルディア州」の意味・わかりやすい解説

ロンバルディア〔州〕
ロンバルディア
Lombardia

イタリア北部にある州。州都ミラノ。北はスイスとの国境に接し,アルプスからポー川中流域にいたる地域を占める。前3世紀にはローマに支配され,その後外敵の侵入を受けたが,569年にランゴバルド王国が建設された。中世には自由都市が発達し,ロンバルディア同盟が結成されたが,16世紀以来スペイン,オーストリア,フランスの支配が続き,1859年にサルジニア王国に統合された。現在,アルプス山麓の氷河湖に沿った地帯には有名な保養地があり,広大なロンバルディア平原イネコムギの栽培地帯を形成。アルプスからの電力供給と,中世以来の伝統を受けて近代工業が発達し,イタリア最大の経済活動の中心地域に発展。イタリア南部から多くの労働力を迎え入れ,ミラノを核として大都市圏が成長している。面積2万 3834km2。人口 894万 594 (1991推計) 。

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