ロバニエミ(読み)ろばにえみ(英語表記)Rovaniemi

デジタル大辞泉 「ロバニエミ」の意味・読み・例文・類語

ロバニエミ(Rovaniemi)

フィンランド北部の都市ラップランド中心地第二次大戦市街地大部分がドイツ軍により破壊戦後の復興期に、同国の建築家アルバー=アールト設計の建造物が数多く建てられた。北極圏観光の拠点として知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ロバニエミ」の意味・わかりやすい解説

ロバニエミ
ろばにえみ
Rovaniemi

フィンランド北部、ラップランド地方の中心都市。人口3万5188(2001)。ケミ川中流、支流オウナス川との合流点に位置し、道路・鉄道が通じる交通の要地。北極圏をくぎる北緯66度30分の緯線上の都市としても知られる。中世にはサーミ人に対する徴税請負人たちの拠点となっていた。第二次世界大戦末期、ドイツ軍によって破壊されたが、戦後は行政、文化、商業の中心として、近代的都市が復活した。工業にはみるべきものはないが、北極圏観光の基点となっている。

[塚田秀雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロバニエミ」の意味・わかりやすい解説

ロバニエミ
Rovaniemi

フィンランド北部,ラッピ県の県都。ケミ川とオウナス川の合流点に位置する。木材の積出しや毛皮の取引が盛ん。ラップランド観光の基地であり,ウィンタースポーツの中心地としても有名。周辺は第2次世界大戦中,フィンランド軍とドイツ軍がソ連軍に対して戦った激戦地。イナリ湖畔のイバロや,ロシアのムルマンスク北西約 100kmにあるペチェンガに通じる極地ハイウェーの起点であり,空港もある。郊外に「サンタクロース村」がある。人口3万 3954 (1992推計) 。

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