ロウバイ(蝋梅)(読み)ロウバイ

百科事典マイペディア 「ロウバイ(蝋梅)」の意味・わかりやすい解説

ロウバイ(蝋梅)【ロウバイ】

中国原産のロウバイ科の落葉低木。江戸時代初めに渡来し,庭木や切花,ときに盆栽などとして観賞される。高さ2〜4m。葉は卵状楕円形で先がとがり,対生する。早春,新葉の前に前年枝に芳香のある花が下向きに開く。花被は多数,内側の小型のものは紅紫色,周辺の大型のものは黄色で蝋引きしたような光沢がある。花の中心部まで黄色のものをソシンロウバイ素心蝋梅)という。繁殖は実生(みしょう),つぎ木による。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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