旺文社世界史事典 三訂版 「ロイド=ジョージ」の解説
ロイド=ジョージ
David Lloyd George
イギリスの政治家
ウェールズ出身の小学校長の子に生まれ,27歳で自由党下院議員となった。アスキス内閣の蔵相として,上層階級の負担を増大する画期的な予算案を通過させ,国民保険法・養老年金法を成立させるなど,社会保障制度の基礎を築いた。第一次世界大戦の勃発後,1916年に首相となり挙国一致内閣を組織し,18年には国民の協力を得るために第4次選挙法の改正を行った。戦後はアメリカのウィルソン大統領,フランスのクレマンソー首相とともにパリ講和会議を指導した。
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