レシタティーフ(読み)れしたてぃーふ

世界大百科事典(旧版)内のレシタティーフの言及

【レチタティーボ】より

…1600年ころオペラの成立に伴って生まれた歌唱様式で,話し言葉を朗誦的・音楽的に強調した伴奏付独唱。レシタティーフともいい,叙唱と訳される。初期のレチタティーボはモノディとほぼ同一視されるが,ベネチア楽派に至って劇の展開や対話と,感情的表現部分を音楽的に区別するようになり,感情の高まりの部分にアリオーソariosoと呼ばれる短い旋律的音型が挿入され,それがアリアに展開したのに対し,劇の展開や対話はレチタティーボとして独立した。…

※「レシタティーフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」