レガスピ(フィリピン)(読み)れがすぴ(英語表記)Legaspi

日本大百科全書(ニッポニカ) 「レガスピ(フィリピン)」の意味・わかりやすい解説

レガスピ(フィリピン)
れがすぴ
Legaspi

フィリピンのルソン島南東部、ビコール半島にある港湾都市アルバイ州州都。人口15万7010(2000)。ルソン島南東部の中心地で、東岸の主要港である。ココナッツ製油、アバカマニラ麻)加工、金属加工工業があり、コプラ、アバカを積み出す。マヨン火山やティウィ温泉に近く観光地でもある。マニラから鉄道、航空路が通じている。メキシコとのガレオン帆船)貿易時代には太平洋横断の最終寄航地であった。市名は16世紀の初代フィリピン総督ミゲル・レガスピにちなむ。

高橋 彰]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android